最もお得な空の旅のため航空券と燃油の金額の合計金額で比較を

出典:Holgi

原油相場は世界で共通して使われていますが、原油相場を基準にしている燃油サーチャージは全て同じというわけにはいきません。海外航空券に加えて必要になる燃料代が各社によって違うのはなぜでしょうか?

航空会社が独自に決定してよい

利用する側にとって、少しでも費用は少ない方がうれしいもの。それ原油の価格のように共通にしてあった方がわかりやすく安心ではないでしょうか。しかし現在は燃油サーチャージを航空会社がそれぞれで決定してよいことになっています。そのため、航空会社ごとに額の差が出てくるのです。

一律ではない方が安くなる?

航空会社によって燃料の額が違うということは、利用者はより料金の安いところを利用しようとします。すると最も安い額を掲げた航空会社に利用者が多く集まり、単価は低くても大きな利益を得られることになるのです。

そうなれば少しでも安くしてたくさんの利用者を獲得したいと多くの航空会社は考えるので結果的に全体的な燃油サーチャージが高くなりすぎること防げるでしょう。しかし料金ばかりに執着しているとサービスの質などを見落として損をするかもしれません。いろいろな要素も含めて比較したいものです。

航空会社によってかなり金額の差がある

各社、削り合って頑張っているかと言えばそうとは言い切れません。なぜなら、額には大きな差があるからです。例えばアメリカ本土や北米線の場合最高額と最低額の差は片道8,000円もあり、なぜこれほど大きく違いが出るのか疑問に思う人もいるのではないでしょうか。また、ヨーロッパ線の場合でも片道9,000円弱もの金額差があります。

そして日本から比較的近い東京からソウルまででは、距離の近さも関係してかほぼ横並びでそれほど大きな金額差はなく中国への場合も同様です。ですが、香港線については6,000円ほども燃油サーチャージの金額に大きな差が出ています。

さいごに

これだけ大きな金額差が出てくる燃油サーチャージなので、たとえチケットが格安であったとしても合計金額が実は他よりも高くなってしまう可能性は捨てきれません。

そのため、最もお得な空の旅をしたいのであればチケットと燃油サーチャージ両方の料金を合計した金額で比較し利用する航空会社を決定しましょう。その他にも行先によっては空港税や各種税金も含まれるので、必要になるもの全てを合算してから金額を比較して決定すると、さらに賢い選択ができるでしょう。

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