インドを旅行するなら知っておきたい、ヒンドゥー教について

出典:ravel-Picture

日本からインドへ行くには、直行便が多く利用されます。
当然のように、機内はインド人と日本人が多く占めるのですが、その時点から気を付けた方がいいのが、宗教の問題です。
日本以外では宗教を重んじる国が多く、インドも例外ではありません。
最低限のマナーを守れるのがマナーでしょう。
知っておいて損はありません。

インドのヒンドゥー教について知っておこう

インドでは、ヒンドゥー教の割合が多いです。少し親しみを持っていただけると嬉しく思います。

・夢を叶える像「ガネーシャ」がいる
日本では、「夢を叶えるゾウ」という書籍が大ブームになりましたよね。
あの物語に出てくるゾウはこのヒンドゥー教の神さまの一人「ガネーシャ」が描かれています。
ガネーシャは富の神様で、商人を始め、多くのインド人に愛されています。
お土産などでガネーシャが描かれたステッカーも多く見かけます。
祝い事でもガネーシャが祀られることは多く、インド人にとっても馴染み深い神様と言えるでしょう。

・レストランでは「鶏肉」「ラム肉」!
レストランで美味しいステーキを食べようとしても、牛肉と豚肉が見当たりません。
それも、ヒンドゥー教が関係しています。
牛肉と豚肉は食べてはいけない食材とされていて、公共の場所で食べることはできません。
ヒンドゥー教にリシュナという神様がいるのですが、その神様の乗り物が牛だったことから牛を食べてはいけないということになったそうです。
豚肉も同じく宗教上の理由で、レストランには並ばないお肉です。

・服装について
ヒンドゥー教は、極力肌を魅せないようにする恰好になっています。
有名な服装ではムスリムという民族衣装です。
ヒンドゥー教徒でなくても、この格好をしてみるものいいかもしれません。
日本では何気ない一般的な服装です。露出がある場合、寺院の観光ができないことがあるので、上半身を覆う事ができるストールやカーディガン必用です。
特に女性の場合、あまり肌の露出するのはトラブルに巻き込まれやすくなりますので、避けた方が無難でしょう。
あまりキラキラとアクセサリーなどを付けている場合も、スリなどに狙われやすくなりますので、気を付けましょう。

日本の神様との関係

芸事を司る「弁才天」は七福神の紅一点です。
この弁才天はもともと、ヒンドゥー教に存在する川の神様が伝わったとされています。
また、武道を司る「毘沙門天」や要の存在である「大黒天」も、元々はヒンドゥー教が伝わってきたのです。

さいごに

こうしてみると、意外と親しみのある存在という事が分かります。
飛行機に乗ったとき、異国の服装の方々を見ると少し腰が引けてしまうかもしれませんが、少しでもヒンドゥー教がどんなものなのか知るだけで、受け止め方も変わってくるかもしれません。
ぜひインド旅行前にこういったものを覚えておきましょう。

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