海外に行く時に利用する航空券の値段はどのように決まっているのか

海外航空券を予約する時に値段について不思議に感じたことはないでしょうか。同じ行先なのに様々な値段があるということです。もちろん国内でも起こり得ることですが、海外航空券の場合は金額差がとても大きくなります。このような金額差が生まれる裏にはどんな事情が隠されているのでしょうか。
[競争激化の影響]
第一にLCCの台頭による競争の激化があります。
なかには運航していても空席の目立つような便があるため、1人でも多くの乗客を獲得するために各社様々な工夫をしています。
例えば予約状況が芳しくない場合は急遽値下げを打ち出します。
予約数が少なくなりそうだと予測出来る便の場合は、最初から低めに設定をして販売することもあります。
多少の値下げを行っても空席が多いよりは良いという訳です。その反対に人気が集まると予測される場合は最初の価格設定も高くなります。
[ツアーキャンセルによる影響]
旅行会社では安い値段で航空券を販売しています。ツアーによって確実に顧客を獲得出来るからです。
しかしツアー自体に人気が出なかったり、天候や国際情勢によってキャンセルが殺到したりするケースも起きます。
その場合、旅行会社としても空席の多い状態で運航したくはありません。
少しでも埋めるために旅行会社に提供したような安い値段でチケットを販売することになります。ツアーとして企画されていた規模によっても金額は変わるため、ここでも様々な値段設定となります。
[各国のお国事情による影響]
海外航空券の場合は行先の国それぞれの事情も反映されます。
例えば国によって季節が異なるため、オン・オフシーズンによる値段設定にバラツキが出ます。また日本とは文化が異なるため、思わぬ時期に大型休日があったりもします。
良い例が中国の旧正月です。
日本でお正月が明けやっと落ち着いてきた頃に、中国では国内外へと大移動が始まります。
もちろん航空券の値段は高くなります。
他にも様々なお国事情が海外航空券の値段に影響を与えているのです。
さいごに
このように海外航空券は様々な理由によって値段に差が生まれます。
これらを踏まえた上で条件に見合った海外航空券を探してみてください。
例えば行先の国のオフシーズンを調べ、空席の多そうな路線や時間帯を狙って航空券を探すのです。
すると思わぬ掘り出し物に出会える確率が高くなるかもしれません。裏事情を逆手にとって有利に活用しましょう。