イタリアのシエナは色々な歴史を学ぶことができるからおすすめです

出典:Dimitris Kamaras

観光するには有名な都市の多いイタリア。
映画『ローマの休日』で有名なローマ、水の都ヴェネツィア、ナポリとか...イタリアには一度は行ってみたいですね。
もちろんイタリアはどこに行っても美しいのですが、いずれもイタリアの観光地として賑わいすぎていて、正直なところ少し落ち着きません...
そこで、ゆったりとイタリア中世の歴史に触れられるトスカーナ地方の街・シエナをご紹介します。

シエナはフィレンツェの南に位置します。
イタリア国土を長靴で例えると、すねの真ん中あたりにあるのがシエナです。
日本ではあまり知られていませんが、「シエナ歴史地区」は世界遺産として登録しており、中世の街並みがほぼそのまま残されています。

世界一美しいと称される「カンポ広場」

シエナの街の中心にあるのが、世界一美しいと言われています
「広場」といっても日本人にはイメージしにくいですが、レンガが敷き詰められた広い空間でシエナ市民の憩いの場です。
その場で横になって昼寝をしたり、ピザやジェラートを食べながらお喋りしたり...晴れの日は青空の下、それはそれは優雅なひとときです。
広場は扇型になっていて、目の前には市庁舎とマンジャの塔がそびえ立っています。
マンジャの塔は上まで登ることができて、そこから見渡す街並みはまさに絶景。
なかなかきつい階段を上らなければいけないので途中で諦めそうになりますが、たどり着いたら疲れも忘れるほどの美しさに圧倒されます。

シエナ市民が最も熱くなる祭典「パリオ」

毎年7月2日と8月16日に開催される、12世紀から800年以上続く歴史がある祭りです。
ものすごくわかりやすく言えば、「町内会対抗競馬大会」といったところでしょうか。
コントラーダと呼ばれる地域ごとに分かれて馬を走らせ、一番速かったコントラーダが優勝となります。パリオ開催当日の一週間ほど前からカンポ広場の外周には土が敷かれ、パレードをしたり前夜祭をしたりして盛り上がります。
各コントラーダには貝や動物をモチーフにした旗があり、所属するコントラーダのスカーフを巻いて応援します。レース自体はほんの1~2分ですが、馬が走る姿や現地の方々の熱狂ぶりは迫力満点。ぜひこの時期に行って、シエナの静と動を味わっていただきたいです。

いかがでしたか

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シエナへは、フィレンツェからバスで90分ほどです。

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