LCCってなあに?チェックインの方法を詳しく紹介していきます!

前回では格安航空券についてお話ししました。旅行代理店がツアー用にまとめ買いしたものを、バラ売りしたものが格安航空券でした。
では、LCCとはなんでしょうか。海外ではメジャーで親しまれているLCCですが、日本には長らくありませんでした。
航空業界の規制緩和を機に、1998年にスカイマークが日本に就航。その後各国のLCCが日本へ就航しています。日本の会社ではPeachが有名どころですね。例えばANAやJALと言った航空会社と、LCCでは何が違うのでしょうか。
格安でいい!
大阪―東京間を底値3000円程度で飛んでしまうその脅威のコストパフォーマンス。そこには、できる限りの要らぬサービスや人件費をカットするところに秘密があります。
例えば飛行機に乗るときはカウンターに行ってチェックインをしてもらい、荷物を預け、機内では機内食や飲み物が添乗員によりふるまわれますね。
こういったサービスがLCCでは全くありません。
例えばPeachでは、オンラインチェックインをした紙をもって空港に行き、備え付けのチェックイン用の機械で自分でチェックインをします。そこには添乗員はいません。荷物は持ち込み可能ですが、預け入れる場合追加料金がかかります。
無人を心掛けているため、搭乗何分前までにチェックインをしなければ例え飛行機がまだそこにいようとも乗せてもらえないなど、ルールがかなり厳格です。
もちろん遅刻して逃した場合の払い戻しもなし。機内でも一切の飲食がふるまわれません。なので、LCCはたいていが短距離・中距離飛行で活躍しているようです。
頑張って空港まで行った!
1、2時間のフライトに飲食は要りませんし、時間も自分がしっかり管理していればいい話です。
以前Peachを利用して韓国旅行をしたときのこと。
韓国の都市首都にある仁川空港から日本へのフライトで、事件は起こりました。女二人旅もあとは飛行機に乗るだけ、私たちは気を抜いてしまっていたのです。ソウルには仁川空港駅と、仁川駅があり、この二つは名前こそ似ているものの全く違うところに位置します。
お互いが撮った写真を見せ合うことに夢中になっていた私たちは、間違って仁川駅を目指していることにも最後まで気づかず、降り立った時に初めて「あれ…?」と気づいたのでした。
そこからは大焦り、タクシーを捕まえて、急いで仁川空港まで言ってくださいとお願いするも、どれだけ急いでもあと30分はかかると言われました。
チェックインまでの時間
Peachのチェックイン締め切りまであと35分、頼む間に合ってくれと手に汗握ります。インターネットで調べると、チェックインに間に合わなかった場合も無慈悲に搭乗を拒否され、払い戻しもなしと書いてあるではないですか。
空港についてからも猛ダッシュし、なんとか3分前に済ませて事なきを得ました。
当時はお盆だったこともあり、もう一度チケットを買うとなればいくらLCCと言えど25000円はする。タクシーでは真っ青でした。その話を知り合いにすると、私もPeachのチェックインを甘く見ていて乗れなかったことがあるとのこよ。ネットを調べていても結構いらっしゃるようですので、皆さま十分に気を付けてくださいね。
さいごに
さて、余談を挟みましたが、まとめますと、余分なサービスを減らしてコストパフォーマンスに貢献する。それがLCCです。名のとおり格安の航空会社。慎重な日本人は最初、一体本当に安全なのだろうか、ちゃんと飛ぶのだろうか、などと安全の心配をしたようですが、ご安心ください。きちんと訓練されたパイロットと添乗員による、安全な飛行です。今ではすっかり慣れ親しまれ、日本でもたくさん利用されていますね。ヨーロッパではより前からかなり人気があり、老いも若きも利用しています。私の経験ですが、LCCでの5時間のフライトは、飲み物なしではさすがに厳しいなあと感じました。短距離フライトにはもってこいですので、機会さえあればぜひご利用ください。