大手航空の普通運賃航空券での予約キャンセル料はどうなっている?
まずは一般的な通常料金と呼ばれる「大手航空会社の普通運賃航空券」でのキャンセル料を見ていきましょう。ここでいう大手会社とはLCCを除く航空会社のことであり、今回は例としてJALを挙げさせていただきます。
キャンセル料が無料になる場合
JALの普通運賃航空券においては、なんとキャンセル料は無料です。そのかわり航空券自体は他の安価なチケットと比較すると高価ではあります。実際にインターネットで空席を検索してみた場合の料金を下記いたします。
例)9/3~9/5 東京―ソウル往復(普通運賃(エコノミー))で検索した場合(6月現在)
支払金額:150,730円 (税金・燃油特別付加運賃を含む)
キャンセル料:無料
備考:往路、復路とも1日10便前後あり、どの時間でも同一料金
予約変更可
出発当日まで発売
支払いは予約日によって変動
・予約が出発の22日以前:出発日の14日前まで
・予約が出発の21日~出発前:予約完了後7日以内
支払い金額は約15万円と少し値が張りますが、その他の自由度はとても高いです。例えば、便の時間はどれを選んでも同一料金なので、自分の都合に合わせた便を選ぶことが出来ますし、その時間に乗れなくなってしまった場合でも空席があれば予約変更が可能です。安価なチケットですと、便の時間によって値段が変わってしまうのと、変更自体が不可あるいは手数料がかかるなどの制約があるため、なかなかそのようには出来ません。
注意点について
そして、キャンセル料がかからないというのは後述する他の種類の航空券ではほとんど考えられません。これはおそらく、多少のキャンセルが発生しても他のお客様からの料金で元が取れるということだと思います。逆に購入した側からすれば、変更・取消を可能にするだけの料金を払っているのだとも言えます。不測の事態に対するリスクをお金で払っているという言い方も出来るでしょう。
繁忙期ともなると、出発直前では予約自体が取れないということも多々あります。しかし、その時期に海外に行く可能性がある場合、多少料金がかかったとしてもまずは予約を押さえておくという意味ではこういった航空券を早めに抑えておくというのは一つの手かもしれません。
さいごに
また、大手航空会社ですので時間(便)や席の指定が可能なのはもちろんのこと、遅延やトラブルに対する対応力、空港・機内でのサービスなど、目に見えない部分での安心や自由度まで料金に含まれていると考えれば、それほど高い料金でもないのだと思います。