国際線にある燃油サーチャージ込みの価格とは何なのか?タイの航空券代は?
燃油サーチャージ込みのタイ航空券の値段ですが、そもそもこの燃油サーチャージとはいったい何の値段なのでしょうか。これは国内線の飛行機に乗るときには関係のないものですが、国際線の場合にはいつもつきまとうものです。
飛行機を飛ばすためには当然ながら燃料が必要で、飛行機を飛ばすために必要な費用のかなり大きな部分を燃料代が占めています。これは、自動車のガソリンや家庭用の灯油などと同じく、世界的に価格変動があります。
一般的に産油国が産出調整をしたりして原油の値段が上がっていれば航空燃料の価格も上昇しますし、経済情勢が停滞するなどして市場に原油がだぶついて価格が下がれば航空燃料の価格も下落するといった具合です。
燃油サーチャージとは?
航空券の価格を一定とした場合、その燃料の価格が思った以上に上昇すると収益を圧迫することになります。とくに昨今では世界情勢が必ずしも安定しているとは言えず、航空燃料の価格も変動が大きいために、事業者の収益が安定しない一つの要因にもなっています。
そこで、航空会社としては、この燃料代の一部分を利用者に負担してもらうことで、燃料代が高くなったときには収入も多くなり、逆に安くなったときには収入も少なくなるということで経営の安定を図ろうとしているのです。
これが燃油サーチャージです。
国際線の飛行機だけの仕組み
燃油サーチャージという仕組みを導入しているのは国際線の飛行機だけです。
国内線にはこのような制度はありませんし、ましてや鉄道業界、トラックやバス、タクシー業界でこのような制度を導入しているなどという話は聞いたことがありません。
航空業界以外のどんな運輸業界であっても、燃料代というのは収益の大きな変動要因を占めているはずですが、それは経営のやり方、効率化、努力によって吸収しようとどんな会社も努力しています。
利用者にとって便利なサービスを追求していく中でこの燃油サーチャージという仕組みはあります。
さいごに
ところで、タイ航空券の燃油サーチャージ込みの値段ですが、だいたい最安値では5万円から6万円前後といったところではないでしょうか。もちろん航空会社によって、またシーズンによってもかなり大きな差はありますので、絶対的なものではありません。
それこそ今後産油国で紛争などが発生して燃料代が上がった場合はこの価格も跳ね上がるかもしれないのです。