燃油サーチャージがどのように扱われているかをしっかり確認

海外航空券の料金に加えて請求されるので、できるだけ抑えた料金の方が利用する側としてはうれしいものです。ではどのように決定するのでしょうか?
原油の相場をもとにして決まる燃油サーチャージ
原油の相場をもとにその金額が決定されます。主にシンガポールケロシン市況価格が基準で、現在では年6回の金額改定する航空会社が多くなっているのです。
さすがに毎日変動する原油価格に合わせて毎日変えていては混乱やトラブルが起きかねないので一定の期間をあけて金額がされているのでしょう。しかし、燃油サーチャージが始まった頃は年4回の変更だったところを見ると、現在の方が原油相場の変動が短期間で大きく起こる可能性が高いといえます。
一律で決められてはいない燃油サーチャージ
原油相場によって決定される燃油サーチャージですが、世界中どこへ航空機で向かう場合も同じというわけではありません。基本となる金額がまずは決まり、その先は行先やその日にち、乗り継ぎの回数、利用する航空会社などの条件によっても大きく変わってきます。
しかし燃油サーチャージに差が出てくることは当然で、航空機を1回飛ばせるためにかかる経費などは全く同じではないからです。
円建て、外貨建てとは?
貿易をする場合、取引をする国同士でどこで対応するので決定します。その時に円で取引をしようと決まればそれは「円建て」になります。逆に取引では円ではなくその国の通貨、つまり日本からすれば外貨での取引になれば「外貨建て」ということです。
ちなみに円建ての場合損をせずに済む取引は輸出なので、もし原油を輸入する時円建てになればリスクがある可能性もあることになります。現在のところ、日本の輸入取引には米ドルで決済する外貨建てがほとんどです。
さいごに
航空機を利用したツアーに参加する時は、燃油サーチャージがどのように扱われているかをしっかり確認した上で申し込みましょう。というのも、ツアーによって料金に入っている場合とそうでない場合があるからです。もし料金が別途支払う必要がある時、さらに燃油サーチャージが固定か変動かによっても料金が違ってきます。
固定の場合は最低と最高が記されていますが、変動の場合では出発日などの条件によってプラスされる燃油サーチャージが大きく変わってくる可能性があるのです。しかもその金額は目安なのでその時にならなければ金額が定まらない可能性もあります。