LCCの海外航空券はキャンセル不可!?やむを得ない場合は?
格安な料金が売りであるLCCの海外航空券は「キャンセル出来ない」という考え方が一般的です。しかし実際にはキャンセル可能な航空券もあります。それはどのような航空券なのでしょうか。
オプションが鍵
LCCの場合、取り消しについて鍵となるのが購入時に付けるオプションです。オプションというと機内食やブランケットなどのレンタルをイメージしがちですが、運賃タイプを選ぶことも可能で、これが実質的なオプションとなっている航空会社が複数あります。これを付加することでチェックイン前であれば何かしらの払い戻しを受けることが出来るのです。
但しLCCの場合は現金による払い戻しを行っていないところがほとんどです。クレジットカードでの支払いならクレジットカードに、その他の方法ならば口座振り込みになるのが一般的です。そのため手続きから着金までに時間がかかります。特にクレジットカードの場合は反映されるまでに時間を要するため、払い戻しに2・3か月かかってしまうこともあります。
LCCの中には身内の不幸や自身の病気によるキャンセルの場合に特別な措置をとっているところもあります。やむを得ない事情に配慮してくれる面もあるのです。
しかし簡単に利用出来るとなると悪用する人が現れます。そこで公的な証明書や診断書などの提出を求められます。また適用される期限も定められています。当日は連絡出来ないまま取り消しとなってしまった場合でも諦めずに各航空会社に問い合わせてみましょう。
バニラエアの場合とジェットスターの場合
では2社を例に、取り消しについて具体的に見て行きましょう。
まず日本のLCC、バニラエアには3つの運賃タイプがあり、そのなかの「コミコミバニラ」ならば払い戻しを受けることが可能になります。更に荷物が20kgまで無料になり、便や日付の変更も僅かな手数料で出来るというメリットもあります。キャンセルの手続きはHPか予約センター、空港カウンターの3か所となります。
ジェットスターは「しっかりMax」が該当します。荷物が30kgまで無料となり、機内食がセット、提携航空会社のマイルやポイントを利用することも出来ます。更にビジネスクラスならば空港ラウンジが利用出来て機内サービスも更に充実します。キャンセル方法はコールセンターの電話受付のみです。
さいごに
LCC海外航空券のキャンセルについてはこのように各社様々な対応をとっています。オプションを付ければ安さのメリットはなくなりますが、別のメリットもあるので一概に損だとは言えません。またオプションではない対応を行っている会社もあります。各社のキャンセル対応の違いにも注目しながら海外航空券を選んではいかがでしょか。