北京空港・航空会社の旅行者データから分かる、空の事情とは?
北京の航空会社の一日の旅行者数はどのくらいいるのでしょうか。
正式なデータが無いので推論で話を進めていきたいと思います。
まず、世界の空港の乗降客数ランキングというのがあります。
それを見ると、1位がアメリカのアトランタ・ハーツフィールド空港で、2位がイギリスのロンドン・ヒースロー空港、3位が中国の北京空港であることがわかります。
日本の羽田はというと5位にランクインしています。
世界の空港ランキング
一万近くの中からこの順位ということは、羽田が世界規模であることがわかります。
このランキングで目まぐるしい成長を遂げたのが、オリンピック開催地となった影響のでかい北京です。
経済成長にともなって航空需要が増加して、2008年の8位から大きく順位を上げて、日本を追い越して3位の座を勝ち取っています。
北京の航空会社の多くがこちらを利用しており、このデータからも北京航空会社の一日の旅行者数がかなりのものであることがうかがえます。
またアジアの航空市場でも中国の存在感が増していています。
とくに流通や搭乗率にも大きく影響するアジアのハブ空港は日本でした。
しかし、それが近年の急成長により中国に移りつつあることをデータが示しているといえます。
北京の空の事情
それぞれ特徴のある中国の空港はアジア諸国において、ハブ空港の座を仕留めんと国を挙げて積極的に取り組んでいます。
これらは4000mクラスの滑走路を複数もっていて、更に拡張を計画しているところもあります。
2009年のデータでは、北京空港の滑走路数は3本で、一日に6537万2千人の乗降客がいることがわかります。
こちらを利用する航空会社は全部で92種類あり、これらが行き交い北京の航空会社は一日に6537万2千人の乗降客を産み出していると考えることができますね。
更に世界最大の座を虎視眈々と狙い続けており、2017年には55k㎡の敷地内に8本もの滑走路を設けた「北京大興国際空港」の建設に取り掛かっています。
さいごに
こういった移動時間や労力など利便性でいえば2位に位置する北京空港がハブ空港としては、実質ナンバーワンの価値を持っているといえます。