大韓航空歴史「大韓航空とデルタ航空」成長につながるポイント
大韓航空は、今年創立47年を迎え、利用者による口コミからも満足度の高い航空会社となっています。
しかし、そんな大韓航空も昔は、安全性について問題があるとして安全評価は今よりもランクが低かったことがあるのです。
そんな過去があるにも関わらず、今のこの評価にまで回復したのには、あのデルタ航空との関わりがありました。
デルタ航空の副社長を社長に
大韓航空は一時期、トラブルが3年間連続で起こったために、安全ランクを引き下げられることがありました。
このランクが下がっている場合、信頼がなくなってしまうことで営業に大きく影響することはもちろんのこと、航路にも規制がかかってしまうのです。
この危機を脱するため、取られた策は、当時のデルタの副社長が大韓航空の社長として就任することでした。
デルタの副社長が社長となったことで、デルタの経験と知識を活かすことができ、信頼の回復、質の向上、現在に至る成績の成長に成功したのです。
そして、デルタとの強力な繋がりができたことで、大韓航空にはさらなるチャンスが訪れました。それはスカイチーム設立です。
スカイチーム設立により、各航空会社と連携が取りやすくなった
今では、メンバー20社を誇る連合のスカイチームですが、その設立には大韓航空も携わっていました。
当時、デルタの副社長が社長になったこともあり、大韓航空とデルタの繋がりは強いものでした。
元々、デルタはアメリカの実業家によって創設されたこともあり、ヨーロッパの地域と連携が取りやすかったようです。
そのため、設立には、デルタと大韓航空の他にも、ヨーロッパ最大規模のエールフランス航空と、メキシコ最大の航空会社・アエロメヒコ航空が加わりました。
さいごに
2000年に創設されたスカイチームですが、毎年のように航空会社が賛同する形で提携を結んでいます。
航空会社同士がこのような連合を組むことで、相互乗り入れが可能になり、より多くの集客が見込める様になります。
そのようなメリットと同時に、何かトラブルがあった際にも他の会社に迷惑をかけることになるので、お互いが常に成長していかなくてはいけない関係になったことも、大韓航空にとっては、成長に繋がる大きなポイントとなったと言えるでしょう。
今後のさらなる成長が楽しみです。