LCCの安さは安全性の裏返しなのか、航空ランキングを確認しよう

海外格安航空券と言えばLCC(ローコストキャリア)の存在が欠かせません。国内線ではまだ主流とは言えませんが、国際線においてはその存在感は大きなものがあります。
しかし気になるのはその安全性です。安さは安全性の低さに直結しているのでしょうか。
競争時代に入り求められること
確かにLCCはありとあらゆるコストカットをすることによって格安航空券を実現しています。しかし欧州航空局のような厳しい基準を満たした上で運航しているので、高い安全性が用意されていると言えます。
また世界的不況によってLCCが拡大したことにより、LCC間の競争率が激化しています。どの航空会社においても安さだけではなく高い安全性が欠かせなくなりました。
このような背景を踏まえた上でより高い安全性を求めるならばLCCとして歴史のある航空会社や大手と呼ばれる航空会社を選ぶのが良いでしょう。多くの運航実績を残しており、多くのユーザーから認められていると言えるからです。
例えばラインエアやイージージェットはLCCの中でも歴史があり、厳しい状況の中を勝ち残ってきたという実績があります。一方でジェットスターやエアアジアといった大手LCCは運航数が多くノウハウを十分に持っていると言えます。このような観点から海外格安航空券を選ぶというのも良いのではないでしょうか。
航空会社のランキングを参考にする
ランキングをもとに選択という方法もあります。毎年のように各メディアを通じて航空会社のランキングが発表されていますが、LCCのランキングについても取り上げられています。ちなみに日本でももうお馴染みのジェットスターをはじめ、ウエストジェットやエア・リンガスなどが上位にランクインしています。
さいごに
以前から「飛行機は一番安心な乗り物」と言われてきました。その言葉は裏付けのないものではありません。アメリカの国家輸送委員会が発表した内容によると、死亡事故に遭う率は0.0009パーセントだそうです。438年毎日飛行機に乗って1回遭うという確率です。毎日乗るという人は日本にはまずいませんし、寿命から考えてもまず遭いません。LCCの海外格安航空券だからといって特に危険視する必要はないように思えます。
しかし、どうしてもまだ気になるというならば後方の座席が安心というデータがあります。エコノミークラスなら生存率78%というのです。それで気持ちが落ち着くならば後方座席に座るようにしてみては。