航空券の種類による出発の取消や変更にかかる費用はどのくらい?

日本国内線の場合、パスポートなどで本人確認することはないので、万が一、直前に具合が悪くなったり、急な用事で乗れなくなっても誰かに譲ることもできてしまいます。しかし、国際線は入出国の関係で本人確認があるため、気軽に譲るということはできません。
そう、渡航できない場合には取消や変更をすることになります。そこで重要なのが、費用です。
そこで、今回はJALの費用を見ていきたいと思います。
エコノミーの費用
JALに限らずほとんどの航空会社はチケットによって金額が変わってきます。チケット種類とは、エコノミーやビジネスクラスと言った座席の違いのことではなく、割引されたチケットか普通運賃かという種類のことです。例えばJALの場合、ダイナミックセイバーというのが安く、エコノミーセイバーなどがあり(路線によってもっと細かく分かれている)、最後にエコノミー普通運賃という種類になります。
料金は簡単に言えば、安く買えば料金は高く、高いチケットは料金が安いです。
JAL 東京(羽田、成田)⇔ソウルを例にとってご紹介します。
≪出発前≫
・キャンセル連絡をした場合:手数料10,000円
・キャンセル連絡をしなかった場合:お支払い額の50%
(ただし10,000円を下回る時には10,000円)
≪出発後≫
払戻し不可
【エコノミーセイバーの時】
≪出発前≫
・キャンセル連絡をした場合:手数料6,000円
・キャンセル連絡をしなかった場合:手数料12,000円
≪出発後≫
お支払い額から搭乗済み区間に適用される普通運賃を差し引いた額の15%(払い戻し不可の時もあり)
【エコノミー普通運賃の時】
出発前、後ともに費用なし
ビジネスクラスの料金
ビジネスクラスの場合、お金はかからないと思われがちですが、JALではビジネスクラスであっても航空券の種類をビジネスセイバーとビジネス普通運賃に分けているので、費用がかかるものもあります。
ちなみにビジネスセイバーは、航空券の値段がエコノミー普通運賃より安い時が多いです。
こちらもJAL 東京(羽田、成田)⇔ソウルを例にとってご紹介します。
【ビジネスセイバー】
≪出発前≫
・キャンセル連絡をした場合:手数料10,000円
・キャンセル連絡をしなかった場合:お支払い額の50%
(ただし10,000円を下回る場合には10,000円)
≪出発後≫
払戻し不可
【ビジネスクラス普通運賃の時】
出発前、出発後ともに費用なし
特典航空券(マイレージ)の費用
予約・手配完了済みの特典を全く使用できないこと、3,100マイルまたは3,100円でマイルを戻すことが可能です。
さいごに
費用は座席の種類で金額が違うのではなく、航空券の種類によって違います。だから購入時に自分がどの種類の航空券を購入したか把握しておく必要があります。また、予定が変更しそうな時には無理して安い種類の航空券を買うのではなく、取消料が安い種類の航空券を買っておくのもひとつの手です。