今どきの航空会社のサービスと運賃に関する企業理念とはどんなもの?

まずは各社の経営理念を見てもらえれば一目瞭然です。
ANAの経営理念は、可否ある時間と空間を創造するということですが、これはあくまでもお客に対するサービスを良くしようという考えでできたものではないでしょうか。
JALの場合でも、お客様に立ったサービスをすることを経営理念に上げていますが、実際にはサービスの向上することで顧客満足度を上げてこうという考え方ですが、現在のJalやANAの機内サービスを考えてみると、これ以上のサービスは必要ないのではないだろうかと思われる充実したサービス内容ではないでしょうか。
お客様のサービス向上となると、料金以外は何者でもないように感じていた人は大勢いたのではないかと思います。
スカイマークの登場
そんな時に出てきたのが、スカイマークです。
企業理念としては、サービスの向上よりもお客様に適正運賃でサービスを提供することを理念にして運行を開始しました。
この適正な運賃というので、大手航空会社では高い運賃で提供されているということを暗に意っているようです。
ありえない値段設定
そこで出てきた運賃が980円というとんでもない運賃だったわけです。
これはあくまでもキャンペーン価格ということで、全席この料金であれば、利益が出ないのではないかということは利用者側から考えても理解出来るところでした。
ただし、それでも他の一般運賃の場合でも、大手航空会社の半額ぐらいの運賃で運行し始めてきていて、今につながってきています。
航空運賃の適正価格とは?
このくらい安い料金設定を行っても、問題なく、経営はできるということを行っているのが今になってハッキリわかったのではないでしょうか。
ここまで安い料金体制で運営を行っているスカイマークに大手航空会社が対抗するには、料金を安くすることで、会社の経営方法から根本的な部分を変えないとこの料金設定に対応することはむつかしいと判断すると、より高級なシートを出してきたりサービス面の充実をはかろうとしてきました。
さいごに
この様にサービス面だけではどうしようもない状況にまで追い込まれてきているのではないでしょうか。
同じように空の安全が確保出来るのであれば、安い運賃の方を選ぶものです。
その根本的な競争理念を打ち立ててきたのがスカイマークではないでしょうか。