台湾初のLCC、Vエアのサービスや運賃などについて徹底調査!
タイガーエアとVエアは、同時期に設立され、台湾の航空会社が設立したLCCとして、ともにライバルにあるともいえる存在です。Vエアは、航空券のお値段が激安というわけではなく、同じLCCと比べるとそこそこの安さとなっています。しかし、機内も新しく、CAもフレッシュな顔ぶれ、機内食の質の向上など、ライバルよりもサービスは上といえるかもしれません。
ブランドやサービスなど格安でも質にこだわるVエア
トランスアジア航空が2013年に設立したLCCが、Vエアです。トランスアジア航空の子会社ということもあり、中国やシンガポールなどにも就航しています。そして、日本では成田へは就航しておらず、Vエアとトランスアジア航空は、関空など一部の都市を除いて、別々の都市に就航する形になっています。
日本路線は、台北~茨城線で初就航になり、定期路線では、中部線、関西、福岡、茨城などの定期便が少しずつ就航しはじめています。
Vエアは、初めて台湾人が自己で経営するLCCとして知られ、ネーミングやイメージキャラクター、ロゴなども公募で決まり、台湾の方にとっては、大変思い入れの強いLCCになっています。
Vエアの運賃や手数料はどうなっている?
Vエアの運賃体系は大きく分けて3種類です。グレード別になっており、星のマークの数でグレードを表現するわかりやすいものになっています。星一つの場合、手荷物を預けるのが有料です。星二つであれば、15kgまでの受託手荷物、座席指定になります。星三つであれば、20kgまでの受託手荷物と座席指定、さらに機内食がついています。手荷物料金の追加は、ネットでの予約時のみになっていますので、手荷物が多いなと思ったら、少し減らしながら、あらかじめ予約を入れておけば、追加料金も2000円~3000円程度で済みます。片道は1万円前後、往復で2万円以内で台湾に行けますが、限定販売なら片道4000円台も用意されています。
さいごに
台湾人が経営する台湾初のLCCということもあってか、台湾人向けのフライト予定になっています。しかし、さらに安い台湾LCCと比べると、快適さがはっきりとわかるようです。機内も新しく清潔で、シートのピッチも広めになっています。機材そのものが、まだ新しいA320、A321機ですので、他社も同じ機材を投入することになれば、同様の評価になるでしょう。
機内の持ち込み手荷物は10kgと他のLCCよりも多めです。
燃油費用は、運賃に含まれています。
食べ物や飲み物はもっていても大丈夫ですので、大変利用しやすい台湾LCCです。