トータルコストが逆に高くなるかも?!ヨーロッパLCC利用時の注意点
ヨーロッパには数多くのLCCがあり、多くの航路でLCCを選択することができますが、もちろん格安航空会社ならではの注意点も多くあります。
利用する時は何でも自分で行うことが当たり前
まず、日本のLCCでも言えることですが、ヨーロッパでもできるだけ自力で何でも行なうことが求められます。
LCCはやはりその格安の運賃を維持するためにサービスを極力削っているのは日本と同じです。
そのためなにか困ったことなどがあっても自力で解決するつもりでなければいけません。
例えば搭乗時間直前になって、搭乗ゲートや時刻が突然変更されるという事態などもよくあります。そういった時は、入る場所の周辺の様子や空港内の案内板の表示から、この変更されたことをを察知する必要があります。アナウンスや案内は無いことが多いため特に注意しなければいけないでしょう。
日本でもLCCが増えてある程度は想定できている人が多いとは思いますが、ヨーロッパではより一層不案内ということも多いです。ましてや勝手がわからない、言葉も違う外国です。それなりの用心と覚悟が必要でしょう。
逆に費用が高くなってしまう可能性も…
そしてさらに注意したいのは運賃の安さだけに注目してヨーロッパのLCCを利用しても、結果高くついてしまったりすることもあるということです。
ヨーロッパはライアンエアを筆頭に、コスト削減のためメインの空港ではなく、郊外の小さな空港を使うケースが多くあります。
そのためにまず都市のメイン空港を利用するよりも、その郊外の空港へ移動するための交通費がかかります。発着ともに郊外の空港である場合だとそのどちらも交通費がかかってしまいますし、多くのSecondary Airportは主要都市からそれなりに距離が離れていて、バス代なども高額になりがちです。
また搭乗時間によってはバスがほとんどなくタクシーを使わなければいけないこともあります。
加えて荷物の量によっては別料金を取られるLCCも少なくないため、場合によってその料金もプラスされます。
そして多くのLCCではマイルが貯まらないです。
これら運賃以外にかかる掛かるお金をしっかり頭に入れておかないと、結果的にヨーロッパのLCCのほうが損だというケースも十分にありえます。
また多少安くなるもののわずかな差でしかなく、余計な時間がかかると考えると得とは言えない場合もあります。
さいごに
ヨーロッパでLCCを選択肢に入れる場合にはトータルコストをしっかり計算した上でレガシーキャリアなどと比較することが重要なので注意しましょう。