国内で4路線運行している格安航空会社!スプリングジャパンってどうなの?
中国で10年以上の実績を持ち、中国発の民営格安航空会社である春秋航空(しゅんじゅうこうくう)が日本企業と共同出資して設立した格安航空(LCC)が春秋航空日本(スプリングジャパン)となります。そして2012年に設立され2014年に運行を開始しました。
日本的な要素が強い格安航空会社
スプリングジャパンは日本で4社目になるLCCとなり、親会社が中国にあることから中国色が強いイメージがあります。しかし、財務やマーケティングは中国側が仕切っているものの人事や総務、営業特にサービス面については日本側に任されており日本人スタッフによる運航となっています。
そのためCAの親切さや笑顔、配慮や対応といった接客の無料サービスも日本的となっており中国を感じることはありません。また、導入されている機材も親会社がエアバス機を使用しているのに対し、スプリングジャパンではボーイング機を導入しています。
日本ではボーイング機が多く使用されており管理コストを節約しやすい事と、この機材を操縦し慣れている日本人パイロットを採用しやすいためとなっています。このあたりも親会社とは少し違う独自路線を強調しています。
スプリングジャパンの路線は?
運航開始当初は成田-佐賀、広島、高松の国内線3路線を運航していましたが、高松線が2015年に撤退し、2016年8月には札幌への乗り入れが開始されました。そして9月からは成田-関空間の就航も始まり国内線では4路線となりました。
また2月にはスプリングジャパン初となる国際線が運航され、中国内陸部の都市である重慶と武漢と成田間を飛んでいます。LCCということで気になるシートピッチですが、他のLCCと同程度です。しかし他のLCCはエアバス機が導入されているのに対し、スプリングジャパンはボーイング機です。
ボーイング機の方が長く設定されているため若干シートピッチも広めになっています。しかし、狭さが気になるのであれば前方、もしくは非常口の部分の座席を別料金で指定することもできます。
また、他のLCCとの大きな違いは預け荷物が無料ということです。ですから他のLCCの運賃と同じであれば一定量の預け荷物料金が無料であるスプリングジャパンが一番お得となります。さらに、CAの接客レベルが高く、国内大手航空会社にも引けを取りません。
さいごに
LCCなのでお飲み物の無料サービスはありません。しかし、佐賀県嬉野市にある老舗の嬉野茶専門店が提供する「嬉野茶」が200円でお代わり自由となっています。このようなことからスプリングジャパンは国内大手航空会社と比べ値段の分、座席の前後が狭いですが接客などにかわりはなくよい航空会社といえます。