手荷物を積まないままフライトした結果?ANAの判断をどうとらえる?
飛行機のニュース
お盆シーズンやゴールデンウィークなど、社会人も長期の休みを得られる時期になると活発になるのが旅行業界です。家族連れや友人同士の旅行はもちろんですが、お一人様と言う言葉も浸透した昨今では女性の一人旅も決して珍しくはありません。
新幹線や車で陸路をいく人も多い一方、新幹線を使ってさえ時間がかかる土地へ行く場合は航空券を予約して飛行機を利用するのが一般的です。技術の進歩はすさまじく、飛行機の旅もどんどん安全性が高く快適なものになっています。そんな飛行機の旅ですが、インターネッ上では定期的に飛行機のニュースが飛び交います。
荷物を積まずに出発
飛行機のニュースと言えば、まだ記憶に新しいのがANAの出来事です。それは2016年の8月に起こりました。羽田から飛び立ったANA便が、実は荷物を積んでいなかったと言うニュースです。
これは空港のベルトコンベアが故障してしまい、乗客から預かった荷物を飛行機に積み込めなくなってしまった事が原因ですが、飛行機に乗った乗客には事前に荷物に関する何の説明もなく空港を離陸。乗客達が自分の荷物が届いていない事を知ったのは、到着地である北海道に着いてからでした。
当然、ANAを利用していた乗客は困惑しました。タイミングが悪い事に、北海道では夏フェス「ライジングサン」が重なり、出演予定のアーティストが複数搭乗していたのです。
アーティストは自分の楽器を荷物に預けていたので、北海道に到着してから実は自分達の楽器がまだ届いていないと知って大慌て。手配が追い付かず、同じフェスの参加者に楽器を貸して欲しいとお願いするなど、インターネット上では随分話題になりました。
ANAの対応は間違っていた?
この問題が発生した当時は、乗客に説明が無かった事、事後承諾になってしまった事にANAへの批判が集まりました。事前に説明があれば、届かない荷物の代わりを手配する事も出来たのに……と言う意見もあります。
しかし一方で、ANAの対応は間違っていなかったと言う意見も多くありました。実際、ベルトコンベアの故障が発覚し荷物が積み込めなくなったと分かった時点でこの事を発表していたら、そのANAを利用する乗客は大変混乱したでしょう。
また、その後の便に影響したのも間違いありません。乗客の混乱を最小限におさえる為には事後の発表がベストだった、と言う見解も多いのです。
さいごに
飛行機にはこのようなトラブルもあるため、航空会社は常に様々な事態を想定してマニュアルを作成しています。