世界中の航空会社からSKYTRAXが評価した!世界で最も残念な機内食

昔の機内食は地上1万mの制限の多い中出すということで、美味しくするのが難しかったといわれています。現在どこの航空会社も切磋琢磨して美味しい機内食を提供できるようになってきました。そんな中、相変わらずの残念な機内食を出す航空会社があります。
SKYTRAXからの評価がひどい!
イギリスの航空コンサルタント会社「SKYTRAX」が行った調査の中で、平壌空港から出ている「高麗航空」の機内食が星1つしか取得できず、世界の航空会社全681社のうち4年連続での最下位の評価を得たということです。
その機内食とはハンバーガーで、これがとても残念な出来栄えなのです。パンにはバターがべたーっと塗られ、挽き肉のパテも見た目がひどく、チーズもわずかしか入っていないとのことです。
見た目で食事をする気を失うほどで、また、食事量もハンバーガー1つだけなのでとても満足のいく出来栄えとはいえない内容となっています。
SKYTRAXの調査は、高麗航空の搭乗者を対象として、様々なサービスに関して56項目に渡って聞き取り調査を行ったもので、チェックインや乗り換え、フライト中の娯楽など大部分に渡って星1つを付けられています。
ただ、乗務員の容姿やプレゼン能力、荷物の運搬、座席シートの状態などではかろうじて星2つや星3つを獲得できていた時期もあるそうです。
また、乗客の中には、乗務員、機内、食事に対して高評価を付けた人もいたとかいう話です。まあ、この乗客の方は他の飛行機に乗った経験が無かっただけなのかも知れないですね。
中国からの便は豪華な食事
高麗航空は北朝鮮唯一の国営航空会社で、平壌を中心に国内線、国際線を運航しています。日本は北朝鮮とは国交がないので、北京の北朝鮮大使館で北朝鮮ビザを獲得するために、まず中国へ行かなくてはなりません。北京でビザを取得し渡ることになるのですが、パスポートには北朝鮮の押印はされません。北朝鮮ビザも出国時に回収されてしまいますので、手元に北朝鮮へ入国したという証拠が残らないようになっています。
4年前に金正恩第一書記が平壌空港を訪れたときに、機内食のランクを高めなさいとの指示が出たため、その後中国から出発する便では、鶏肉のカレーライスやハム、レモンを添えた魚のムニエルなどが出されるようにはなったものの、平壌から出発する便では、やはり相変わらずハンバーガーのみでした。
さいごに
こういった評価を受ける機内食は、知っていながらも実際はどうなのか試してみたいものですよね。また、中国からの便はランクも上がっているようなので、こちらもぜひ味わってみてください。