格安航空券ってなあに?決められている価格の基準ってあるの??

ニューヨークについて熟知している方は「そうだよね~」と思って読んでいただき、まったく知らないという方は、ぜひこの機会に学んでいただくと、きっと次のご旅行の役に立つことと思います。
安いことに越したことはない
格安チケットという単語は、海外への旅を試みたことがある人なら誰でも一度は耳にします。
その文字の持つ意味通り、「格安な航空券」であるわけですが、ただ安いだけが定義ではありません。
日本には昨今旅行代理店によるツアーがあふれかえっていますね。例えばヨーロッパに旅行しようと思ったときに、一番手軽なのはツアーに参加してしまうことです。だいたいのツアーが、添乗員さんの案内付き・現地staffさんによる説明付き、現地での移動は団体バス・ホテルと食事が全部指定となっている内容です。
そのため、自分ではほとんど何も調べたり決めたりしなくても、極端な話予約さえしてしまえば、あとは当日空港に行くだけでよいのです。
英語に自信がない方、海外旅行に慣れていないのでどうやってオーガナイズすればいいのかわからない方、そもそも忙しすぎて綿密に計画をたてる暇などない方、はたまたたくさんの観光地を短期間で効率よく回りたい方…そんな方にはツアーがもってこいです。団体予約なため料金も意外とリーズナブル。
基準となる価格はありません
私の叔父などは、退職してから年一回海外旅行をするのを趣味にしているのですが、企画が決まっている旅行が一番いいと主張しています。
いらぬ不安や心配を抱えないでいいため、旅行そのものを純粋に楽しめるのでしょうね
さて、ツアーはたいてい人数設定がされています。申し込みがこの人数に達しなければ、ツアーは成り立ちません。
そりゃそうですよね、団体で申し込むから安くあげられているものを、10人が定員のツアーに1人しか申し込みがなければ、成り立ちません。旅行代理店はまず航空から、ツアー客用として飛行機の席をまとめ買いしています。業者取引ですのでもちろん一般価格ではありません。
トラブルがあった時は?
じゃあそのツアーが定員に達さずおじゃんになってしまったとき、一体どうするのでしょうか。
そこでやっと今回のテーマ、格安チケットとは、旅行代理店が買った航空券を、成り立たなかったなどの理由から、個人旅行者のための航空券のことなのです。最初から安くでまとめ買いされたものをバラにしていて、価格はもちろん正規よりもぐんと安くなります。
えーっ、いいことしかないじゃないの、と思われるでしょう。もちろん物事には、長所と短所があります。
定義上、ツアー用に買われたものですので、日時が固定されています。対して正規航空券は航空から直接買う航空券ですので、日時変更は無料であったり少ない金額で可能です。また、やむを得ない理由で取り消しをしないといけないとき。正規であれば100%ではなくても払い戻しがありますが、格安チケットは払い戻しがありません。そして、代理店が買ったものですので、何かトラブルがあったときの責任追及先が存在しません。
さいごに
私何がなんでもこの日に飛び立つのよ!という方は格安チケットをお買い求めになるといいですし、もしかしたら予定がかわる可能性があるとか、かつて飛行機関連でトラブルがあって不安があるとかいう方は、正規で買うことをおすすめします。
格安航空券について、いかがでしたでしょうか。次は、ここ何年かで日本で一気に人気に火がついたLCC。格安チケットと訳されますが、一体LCCと普通の飛行機とはどう違うのでしょうか。