沖縄へ行くには依然として高価格な航空券しか選択の余地がなかった

沖縄航空券の歴史ですが、かつてはJALとANAが独占していました。
2社あるから価格競争やサービス競争が起こっていたかというと決してそんなことはなく、基本運賃に関しては2社ともにほとんど、というか全く同じ運賃でしたし、各種割引などがあるにはあっても、その割引率や適用となる日付などに至るまでほとんど同じだったのです。
ちなみにこの2社に関して言えば、この状況そのものは今でもしっかりと続いています。
風穴を開けたのがいわゆるLCC会社です
この状況に風穴を開けたのがいわゆる格安航空会社です。2002年に設立されたスターフライヤーは事実上日本発の格安LCCとして、主に価格の面で冒頭の2社との差別化を図っていました。
スターフライヤーが新規に就航した路線において、既存路線を持つJALやANAが露骨な割引策を打ち出して対抗していたという話も伝わっています。しかし、スターフライヤーは新規に設立された航空会社であり、保有する機材も限られていたことから、路線網も限られており、沖縄路線には就航していません。
スターフライヤーが風穴を開けてくれたことは間違いありませんが、こと沖縄へ行くには依然として高価格なチケットしか選択の余地がなかったのです。
LCC会社が新たに誕生した
この状況が大きく変わるにはさらに10年近い年月を要しました。2011年になって、2つのLCC会社が新たに誕生しました。
ピーチアビエーションとジェットスタージャパンです。この2つの航空会社はどちらも沖縄路線を就航させています。そして、航空券の値段はJALやANAよりは比べ物にならないくらい安くなっています。
例えば、東京-沖縄間で見ると、JALやANAは片道普通運賃で5万円程度はします。割引運賃でも3万円を切るものは少なく、2万円を切るようなものはまずありません。
ところがピーチやジェットスターだと1万5千円から2万円程度なのです。
ピーチやジェットスターのチケット
ピーチやジェットスターのチケットには変更や取り消しの際には手数料がかかりますし、手荷物を預け入れるにも別途手数料がかかりますから、そういう手数料のかからないJALやANAの普通運賃と比較するのは妥当ではないかもしれませんが、少なくともJALやANAの割引運賃と同程度かそれ以上には使い勝手がよいものと言えるでしょう。
そう考えると、値段的には半額とまでは言えないものの、3割引きや4割引きくらいには十分なっていると言えます。
さいごに
このような格安航空会社は、新たな需要を呼び起こしました。
予定している沖縄旅行に行くのにできるだけリーズナブルな航空券を探そう、というようなライフスタイルではなくて、航空券が安いのでこの際沖縄旅行に行こう、というようなライフスタイルです。
格安航空会社にはがんばって欲しいものです。