秘湯めぐりの旅行に出かけよう!普通の温泉とは一味違う温泉とは?

日本国内にはたくさん良質な温泉があります。泉質や効用も様々であるため、美容効果があることや神経痛に効くなど、目的に合わせて入浴できるという楽しさもあります。そんな中でも、開放的な露天風呂はとても魅力的ですね。
秘湯めぐりの旅行
マニアの中には、山を何時間も登り、自然と湧き出ている源泉が溜まった温泉に入るというつわ者もいます。
このような温泉を『秘湯』といいます。このような辿りつくのでさえ大変な自然の中にある天然風呂が国内には、実はたくさんあるのです。
ただ、整備されているわけではないので、脱衣所もなければ、見えないように目隠しの衝立があるわけでもありません。あくまでも自己判断での行動が必要になります。
そこで今回は、広々としていて開放的で、本当にここが温泉なの?と思うような、わかりにくいけれど楽しめる秘湯をご案内します。
仙人の露天風呂
みなさんは「仙人風呂」をご存知ですか?和歌山県にある有名な川湯温泉です。
広大な露天風呂が冬の間だけ期間限定で現れるのです。川湯を流れる大塔川の川底からは70度に近い湯がこんこんと沸き出ています。
そこで、川の水量が減る冬には川をせき止め、大塔川の清流を混ぜることで入浴するのに適した温度に調整して天然の大きな露天風呂が作られるのです。
「仙人風呂」として有名ですが、本当に千人入ることができるのではないか?というくらい広いです。この期間限定の野湯は、簡易脱衣所もあるので女性でも入りやすくなっています。
ちなみに水着のようなものを着て入っても大丈夫です。空気も綺麗で、山の中にあるので、満天の星空の中で、身も心もリフレッシュできて、ポカポカになること間違いなしのおすすめの場所です。
仙人から清流へ
この場所は夏にはまったく趣の違う別の顔をします。仙人風呂はなくなり、きれいな清流の流れる川になります。近くにキャンプができる場所もあることから、川遊びを楽しむ家族連れでにぎわいます。
ただし、夏だから湯が沸き出ないわけではありません。川で遊んでいる時川岸に寄るとあったかいお湯が沸いてきているのがわかります。なんとも不思議な感覚です。
そして、川湯に行く時には是非シャベルを持参していきましょう。河原を掘れば湯が沸き出てきます。即席で自分のためだけの湯舟を作ることができるのです。冷たい川で遊び、体が冷えたら即席天然湯舟で体を温めるというなんとも贅沢な1日を過ごすことができます。
この川湯ですが、「仙人風呂」にしても「川遊び」にしても入湯料はかかりません。全て無料なんです。ここにいくまでの車窓から見える景色も絶景です。春は桜並木、秋は紅葉でとても綺麗です。
いかがでしたか?
日本には様々な温泉があります。普通の温泉に飽きたという方は一風変わった温泉に行ってみてはいかがでしょうか?