出張用で格安航空券を予約するするのは往路のみにした方が良い?

出張用に格安航空券を利用する場合は、予約後の変更ができないということに注意が必要です。
出張予定がかなり前からはっきりと確定しているときには、各社が設定している早期予約割引を使うのは良い方法でしょう。
ただ、予約変更が一切できないため、その便に乗れなくなったら、取り消しをして払い戻し、また新たに航空券を購入することになります。
割引のない正規料金の航空券なら、いくらでも変更はできます。
出張ならではの事情も
出張であり、仕事相手のある話ですので、特に帰りには変更が生じる可能性がないわけではありません。
帰りの便が、決して変更できない状況だと、なにかと窮屈なので、行きの便は格安航空券を利用するにしても、帰りの便の予約はなるべく後まわしにしたほうが無難です。
ゴールデンウィークや年末年始というわけではないでしょうから、チケットを前もって確保しておかないと帰れなくなるということもないでしょう。向こうでの用事の進展具合で、帰りの便を変えられる状態にしておいたほうが得策です。
もしキャンセルするとなると
キャンセル料は、JRの新幹線と異なり、格安航空券の場合、かなり早くからかかります。新幹線の指定席のキャンセル料金は、乗車日の前日からしかかかりません。しかし格安の航空券だと、55日前からかかるケースもあります。
割引き航空券は、予約を取り消したら、キャンセル料がかかるものと考えていたほうが良いでしょう。行きの便が変わるということは避けやすいでしょうが、帰りの便となるとそう簡単にはいきません。
昔の感覚で、帰りの便は簡単に変更できると相手先が考えているケースもあります。それゆえ、帰りの便の日時を最優先にした対応もしにくい面があるでしょう。昔は、航空券と言えばほとんど正規料金のものしかなかったため、予約の変更は何度でも気軽にできるものでした。
新幹線は、予約した便に乗れなくても、自由席にならその指定席券で乗れます。そのため、予約してあるからと言って、その時刻を最優先にするという習慣は、中高年にはあまりない面があります。
航空券なら特に、予約などどうにでもなるというイメージがあるものです。そうしたことを踏まえて、帰りの便は予約しないでおいたほうが良いでしょう。
格安にならなくても仕方ありません。
さいごに
乗れなくなったら、キャンセル料と払い戻し費用がかかります。
それなら現地で搭乗する直前に、正規料金で買ったほうが気も楽ですし、値段も結局大差ないということになり得るからです。